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英語が話せたら得をすると分かっていても、学習するのに目的があいまいだというケースがありますよね。
ぼく自身も学習を始めたころ、目的があいまいでモチベーションが続かず悩んだことがあります。
今回は、このような悩みを解決する記事を用意しました。
- 英語学習に興味はあるが目的がボヤっとしている
- 英語を学習中でモチベーションが続かない
- どういう目的で英語を学習すればよいか分からない
たかひろ
今では、オンオフ問わず英語を使っていますが、6、7年前までは全くと言っていいほど英語を話せませんでした。
英語学習を続けてきて思うことは、学習の効果を実感するには時間がかかるということです。
目的をもって英語を学習しないことには、モチベーションが続かないのです。
この記事では、『英語を学習するうえで目的を明確にする必要性』と、『目的を見つけるための例と手順』について解説します。
この記事を読むことで、下記のことができるようになります。
- 英語を学習することで何が得られるのか分かる
- 英語学習をする目的を明確にすることができる
- 英語学習を続けるモチベーションを上げることができる
実際の統計とともに、自身の経験を交えて解説します。目的があいまいな人はぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
なぜ英語学習に目的をもつことが必要か
はじめに、なぜ目的を明確にする必要があるのか知ってもらいたいので解説しますね。
英語を習得するには、非常に時間がかかります。
アメリカ国務省の付属機関が出した調査報告によると、日本人が英語を習得するのにかかる時間は、2,200時間と言われています。
中・高・大学で、ざっくり1,000時間ほどは英語を学習すると言われています。もし、大学までしっかり学習していたら、残り1,200時間が必要という計算になります。
たかひろ
目的があいまいな状態では、英語を習得する前にモチベーションが尽きてしまい、学習をやめてしまう可能性があります。
実際、英語学習者の8割以上が、挫折経験があるというアンケート結果もあります。参考:https://news.mynavi.jp/article/20170105-a270/
例えば、ダイエットをしたいとなったときに、目的もなく続けるのは難しいですよね。
- 理想の体型を手に入れてモテたい
- 好きな洋服をおしゃれに着まわしたい
- 健康状態を向上させたい
このような目的をもち、モチベーションを上げて取り組まないと続かないはずです。
英語学習も同じように、目的を明確にしないことには継続が難しいのです。
今現在、目的がはっきり定まっていない人は、英語が話せることによって得られるメリットを知ってもらったほうがよいと思います。
下記の記事では、英語を学習するメリットを解説していますのでよかったら参考にしてみてください。
英語を勉強するメリット5つを元海外駐在員が解説【絶対知ってほしい】
英語学習の目的を見つけよう(具体例)
英語を学習する目的は、人それぞれです。
基本的に、自分自身で学習目的を見つける必要がありますが、目的があいまいな人もいますよね。
ここでは、一般的にどのような目的で英語学習をしている人がいるのか、データを使って具体例を挙げていきます。
人の意見に乗っかれというわけではありませんが、自分の目的を明確にするうえでヒントになるものがあるかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。
下記は、TOEICを実施・運営している協会が英語学習者500人に行ったアンケートで、挙げられた回答です。(複数回答あり)
回答を詳しく見てみましょう。
学習目的1:海外旅行で現地人とコミュニケーションをとる
英語学習者の70%以上が海外旅行で現地人とコミュニケーションを取りたいと考えているようです。
この目的は、海外旅行が好きな人にとっては鉄板ですね。
ぼく自身も、英語を学習する目的の1つがこれでした。
海外旅行は、ガイドの人がいれば英語ができなくても成り立ちますが、現地人とコミュニケーションがとれるようになると、より深く旅を楽しむことができます。
海外旅行先での出会いが、一生の思い出になることもあります。
学習目的2:キャリアアップ・転職活動のため
続いて50%以上の人が、キャリアアップ・転職活動を目的に英語を学習しているようです。
英語は、2020年より小学校でも必修の科目となりましたし、今後グローバル化が進んでいく中で社会に出ても求められるスキルです。
実際に、企業によってはTOEICのスコアを評価や昇給の基準にしています。
ソフトバンクが、TOEICで900点以上取った社員に100万円を支給したりもしていますね。
学習目的3:国内で外国人とコミュニケーションをとる
約50%の人が学習目的にしているのが、国内で外国人とコミュニケーションを取るためというものです。
これも、ぼくの学習目的の1つでした。
海外であれ国内であれ、外国人とコミュニケーションを取れるようになると、価値感がいっきに広がります。
日本で常識と考えられていることは、一歩外の世界から見ると奇妙に写っていることがあります。
日本人以外の人とコミュニケーションを取ることは、自分の世界を広げられるチャンスなのです。
日本に住む外国人の数は、2019年までは7年連続で増加しています。参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51391210V21C19A0EA3000/
2020年はコロナウイルスの影響もあり減るかもしれませんが、政府が外国人を誘致する計画を打ち出していますので、今後も外国人の数は増えていくでしょう。
学習目的4:洋書を原文のまま読む・映画を字幕なしで見る
本や映画が好きな人は、このような目的で英語学習をするのもおすすめです。
翻訳された本や、字幕つきの映画はもちろんあります。
ただ日本語に翻訳されたものが、100%原文と同じ意味・ニュアンスになっているかというと、それはないです。
すでに翻訳されたものは、翻訳者の解釈が加わっていたり、日本語の文章として不自然にならないよう配慮されていたりします。
自分自身で原文のまま読むことができたり、俳優が発する言葉をそのまま理解できれば、本や映画の世界観へより没入することができますよね。
学習目的5:オリンピックなど国際イベントのボランティアをする
2021年の東京オリンピック、そのほかにも様々な国際イベントはあります。
そういったイベントでボランティアをするのは非常に良い経験になりますし、英語学習する目的にするのはアリです。
ぼく自身も、国内・海外問わずボランティアをしたことがあるので、そのような経験に価値を見出すことはできます。
外国人に対してのボランティア経験は誰でもできるものではないですし、視野を広げられるチャンスになるでしょう。
学習目的6,7:留学・大学受験などのため
留学や大学受験などを学習目的とする人がいますが、このような目的は個人的にはおすすめしません。
留学や大学受験はあくまで人生の通過点です。
留学・大学受験をゴールにしてしまうと、目的を達成したときに英語学習をやめてしまい、残るものがなくなってしまうからです。
もちろん学習した努力は消えませんが、せっかく覚えた英語は使わない限り記憶から消えていきます。
本来は、留学・大学受験の先にあるものを目的とするべきです。
この点については、次の章でもう少し詳し深掘りします。
英語学習の目的を洗い出そう(手順解説)
英語学習の目的が明確でない人向けに、目的を洗い出す手順について解説します。
やり方は簡単です。
自分自身の回答に対して、次々と「なぜ?」と自問していくだけです。
例えば『留学が目的』という回答であれば、下記のようになります。
上記の例であれば、最終的には『英語を使って仕事がしたいから』という目的が見えてきます。
さらに、深掘りをして具体的な職業まで洗い出すことができれば、より進むべき方向性がはっきりしますね。
上記は一例ですので、それぞれの回答があると思います。
『自分はどうなりたいか』という自分の中にある目的を見つけて、英語学習のモチベーションを高めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
英語学習をする目的が必要である理由と、目的の参考例、目的を洗い出す手順を解説しました。
簡単にまとめると下記のようになります。
‣英語学習に目的をもつ必要性
- モチベーションを維持するため
- 進むべき方向性を定めるため
‣英語学習の目的例
- 海外旅行で現地人とコミュニケーションをとる
- キャリアアップ・転職活動のため
- 国内で外国人とコミュニケーションをとる
- 洋書を原文のまま読む・映画を字幕なしで見る
- オリンピックなど国際イベントのボランティアをする
‣学習目的の洗い出し方
- 自身の回答に「なぜ?」と自問していく
繰り返しになりますが『TOEICのスコアやテストのため』という目的で英語を学習するのはもったいないです。
英語は、自分を世界に表現するためのひとつの『ツール』です。
英語というツールを使って自分の知らない世界、経験したことのないものを経験することが本来の目的だと、ぼくは考えています。
目的を明確にしてモチベーションを上げたら、さっそく行動しましょう。
次に目標を設定して、学習方法を選んだら英語学習のスタートです。
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では、また。