〈記事内に広告プロモーションを含む場合があります〉
こんにちは、たかひろです。
この記事は、下記のような疑問や不安を持つ方に読んでいただきたい記事です。
- 商社は仕事でどのくらい英語を話す?
- 商社で働く人たちの英語力ってどのくらい?
- 商社の面接を受ける予定だが自分の英語力が不安
たかひろ
海外出張をはじめ、海外での駐在も経験しました。
今現在も商社で働いているぼくが
「実際に商社で働く人たちの英語力がどんなものか」
という内部事情に触れながら、どの程度の英語力が必要かお伝えしたいと思います。
現役で働いている人が書いている記事は少ないと思いますので、わりと参考にしてもらえるんじゃないかと思っています。
先に結論から言うと、基本的には『外国人との日常会話はできるレベル』じゃないと厳しいと思います。
ただ、商社にいる全社員が英語ができるわけではありません。
また「TOEICのスコアが高い」=「仕事が出来る」ということにはならないので、
このあたりの理由も含めて詳しく説明していきたいと思います。
この記事では、「これから商社へ入社される方」や「すでに働いている方」のほか、
「商社のことを分からない方」まで理解してもらえるようなるべく分かりやすい言葉で説明していきますね。
もくじ
商社の仕事と英語の関係
まず、商社に英語が必要な理由を分かってもらえるよう商社の仕事について簡単に説明します。
商社の仕事でメインとなっているのは下記のような取引です。
- モノを買ってお客さんに売る仲介業
- 国内外の企業に投資をする
もう少し具体的に説明すると
1は、100円で仕入をして150円で売ることで50円のもうけを得るようなトレードのビジネスのことです。
この場合のモノとは「商品」だけでなく、「情報」や「サービス」などの場合もあります。
2は、商社が持っている「ヒト」「カネ」「情報」などの資源を使って企業に投資し、その投資先の企業を成長させることでリターンを得るようなビジネスのことです。
1、2のどちらも世界各地の企業が取引の対象になるので、英語が必要になってくるわけです。
また、商社には「総合商社」と「専門商社」という2つのタイプの商社があります。
- 総合商社:多様なジャンルのモノを扱っている
- 専門商社:専門的なモノを扱っている
総合商社はカップラーメンからジェット機まで幅広く扱っているのに対して、専門商社は「食品のみ」という感じで一つに分野に絞っています。
取り扱っているジャンルが多いか少ないかと、何でもかんでも取り扱っている総合商社のほうが規模的に大きいというイメージです。
商社で働く人たちの英語力
上で説明したように、商社の仕事は海外の会社とやり取りをすることが多いため英語を使う場面は多いです。
ただ、すべての部署で英語が必要かと言うとそういうわけでもないです。
例えば総務など事務系の部署であれば、場合によっては日本語のみで仕事をすることもあります。
たかひろ
一方で、営業のような直接海外とやり取りをする部署は英語ができないと正直厳しいですね。
例えば、このような取引があったとします。
ex) 海外の会社からモノを仕入れる→国内のお客さんに売る
この場合、営業マンは下記のような内容を海外の仕入先にしっかり伝えて話をまとめないといけません。
- お客さんがどんな品質のモノを求めているか
- いつ製造できて、いつ納入できるのか
- 運送の手段はどうするか
- 価格の交渉
- 支払の条件などの契約内容
実際には確認すべきことが他にもたくさんあります。これらを全て英語でやり取りしないといけないのです。
もし少しでもコミュニケーションのミスがあれば、あとで大きなクレームになることもあります。
このような理由から営業マンの場合は、最低でも『外国人と日常会話はできるレベル』じゃないと難しいかなと思います。
すでに英語を使ってビジネス経験がある方なら問題ないですが、これから入社される方だとそんな経験なかなかないですよね。
また、TOEICのスコアが高ければ仕事がこなせるというものでもありません。
ぼくの会社を例にすると…
「TOEICのスコアが900点以上の人」で意思疎通があまり上手くいかず話がまとまらない人もいれば、「TOEICのスコアが700点くらいの人」でめちゃくちゃ通じ合っている人もいます。
TOEICは英語力を図る一つのものさしですし、スコアが高い=英語力があると捉えられるとは思います。
応募の条件で、TOEIC〇〇点以上みたいな会社もあります。
その条件をクリアしないと面接すら受けられないなら、最低限そこはクリアする必要があります。
でも、実際に現場で必要になってくるのは「コミュニケーション能力」です。
TOEICのスコアを伸ばしたいのなら、ただ学問として勉強するだけはなくその先にあるコミュニケーションを見据えながら勉強をするべきです。
コミュニケーション能力を伸ばすことを意識しながら勉強することで、実用的なスキルが身につきます。面接でも英語のコミュニケーションスキルは見られますからね。
では、普段どういう感じで勉強をしているか例をあげて解説します。
現役商社マンの英語学習方法
世の中にはいろいろな英語学習ツールがありますが、コミュニケーションスキルを鍛えることのできる学習方法を選ぶ人が多いです。
具体的には、外国人と会話ができるような学習ツールです。
近年、海外とのやり取りで「メール」や「SNS」でのメッセージのやり取りが増えてはきています。
とは言え、まだまだ「電話」や「Skype」などでの対話は多いですし、出張や駐在となると対面でのコミュニケーションが必要になります。
ライティングやリーディングも大事ですが、コミュニケーションを行うためのヒアリングやスピーキングスキルを鍛えるほうが、実用性があると思います。
日本人は英語のライティングやリーディングは得意ですが、コミュニケーションは苦手な人が多いですしね。
ちなみに、ぼくが使っている英語学習ツールは下記になります。
- オンライン英会話レアジョブ
- NHKゴガクの英語番組
- 海外ドラマ
この中のメインの学習ツールは「オンライン英会話」です。
ぼくがオンライン英会話を選んだのは、下記の理由からです。
- スクールに行くよりコスパがいい
- 忙しくてもスキマ時間で学習できる
- 対面よりPCの画面越しのほうが恥ずかしさが半減する
ぼくらの業界ではオンライン英会話を使っている人は多いのでベタと言えばベタですが、やはり使い勝手がよいですね。
はじめの頃は毎日必ず30分ほどレッスンを受けて、とにかく外国人との会話に慣れる練習をしました。
日本にいると外国人とコミュニケーションをとる機会がほぼないので、
いくら頭で覚えても実践になればキョドってしまって「Ahh…」の連発になってしまいます。
普段から外国人と話していると実践でも堂々と話せますし、生の英語を聞いたほうがリアルな発音や言い回しも学べますからね。
レアジョブ英会話はテキストもTOEIC対策のものや基礎文法のものまであるので、イチから勉強したい人やTOEICの受験を考えている人にとってもよいと思います。
ぼくの場合は、オンライン英会話とセットでNHKラジオの英語番組をヒアリングの練習で使っていました。
これは無料で放送してますし、仮に教材を購入するとなっても超良心的な値段なのでアリかなと思います。
また、海外ドラマを観るっていう方法もヒアリングや日常会話の表現を学べるのでおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記の内容を簡単にまとめると
- 商社でも部署により英語が話せない人はいる
- 営業は「外国人と日常会話ができるレベル」の英語力が必要
- TOEICのスコアが高ければ仕事が出来るわけではない
- コミュニケーションを意識した英語学習をすべき
英語ができれば商社の仕事が務まるほど甘くはありませんが、コミュニケーションの「手段」として英語は必要であるということです。
これから入社される方や商社に興味を持たれている方は、今のうちから勉強しておくほうがよいですよ。
社会人になると一気に時間がなくなりますからね。
また、新入社員の方であれば、2,3年目から忙しくなるので早めに始めておくことをおすすめします。
なぜなら、過去のぼくが出遅れたのでよくわかっています(笑)
レアジョブ英会話だったら月額5,800円とかで毎日25分レッスンを受けることができるので、そのくらいの自己投資はしておくほうがベターかなと。
興味がある方は無料レッスンが2回受けられるみたいなので、とりあえず試しに受けてみるのもよいかと思います。
ぼくも2013年頃から会員になっていまだに使っているので、レアジョブのことは知り尽くしています。
長年会員としての使っているなかでの感想や使い勝手なども今後記事にしたいと思います。
当ブログでは『英語学習』や『海外旅行』『国際交流』などをメインに今後も情報発信しています。
また興味がある方は訪問していただければ嬉しいです。
では、また。